寺社増築・改修工事 志木市 大仙寺
木造ならではのぬくもりを、腕のある職人が仕上げた会心の木造建築
埼玉県志木市の歴史あるお寺、大仙寺様の客殿の新築工事をさせていただきました。日本の伝統建築の特徴である真壁造でありながら、必要な耐震強度を備えた構造となっております。細かな細工や造作が多く、高い技術が要求される工事でしたが、お施主様の要望に応えることができたと自負しております。
また、東日本大震災において大きく傾いた本堂の耐震改修工事をさせていただきました。志木市の伝統的なお寺のリフォーム工事となりました。リフォーム建築された年さえ不明という歴史的建造物の改修工事は難しい部分が多かったですが、丁寧で確実な施工を心掛けて、耐震性能を高めながら、震災前の状態に復元させることができました。
寺社増築・改修工事 志木市 大仙寺の施工情報
- 工事期間
- 客殿:24ヵ月、本殿改修:7ヵ月
- 施工概要
- 木造建築の代表施工例 震災によってダメージを受けた本殿を修復し、新たに客殿を増築しました。
- 施工内容
- 客殿新築・本殿耐震改修・地震による傾き等直し
- エリア
- 埼玉県志木市
- 種別
- 寺社増築・改修工事(志木 リフォーム工事)
オフィス工事の施工の流れ
本堂は伝統的な構造と複雑な屋根形状をしており、伝統的日本建築の美しさを持っています。
本殿を正面から見上げると、複雑な木構造が現しになっています。改修にも高い大工技術が必要とされました。
本殿内部は建造当時のものと思われる彫刻など、多くの文化財があり、施工には一層の慎重さが求められました。
本殿の木部は震災により、歪みや傷みが生じており、新しい木で補修したり、歪みを直したりしました。
木部の補修箇所。新しい木を被せて補修いたしました。
お堂には様々な仏具があり、これらを保護するため、一度移動してから作業しました。
文化財等を保護するため、細心の注意を払って作業いたしました。
客殿エントランス。大きな玄関は、簡単な接客もできるようになっています。志木市のリフォーム工事では大規模の工事となりました。
和風の意匠を重視し、家具や建具等も慎重に吟味しました。
広い階段により、大きな法事などでの大勢のご来客時にも対応できます。
階段を登った踊り場のスペース。
階段にもお寺らしい意匠を採用しました。細かい細工が必要とされます。
大工の技術の照明となるような工夫が施されたデザイン。
大広間は、ご来客の人数により襖で仕切ることができます。
広間にも和風の意匠が多く使われ、細かい大工仕事が要求されました。
天井の意匠も勾配などに合わせて分けています。
境内にある鐘楼も昭和57年に当社が建設させていただきました。建築してから現在まで、30年以上にわたりご使用いただいております。