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壁紙リフォームの事例と費用相場について

長年暮らした住宅の壁紙は、経年劣化による汚れや日焼けが目立ってきます。壁が汚れると部屋全体がくすんで見えることもあるでしょう。「壁の汚れやシミが気になる」「部屋の印象を変えたい」という方には、壁紙を張り替えるリフォームがおすすめです。部屋の中で大きな面積を占める壁のデザインを変えると、まるで違う空間のように生まれ変わります。リフォーム壁紙は多彩なデザインから好みに合うものを選ぶことが可能です。塗料や塗り材に比べて、壁紙は施工費用が安い内装材です。低コストで壁材のリノベーションを行いたい場合に適しています。この記事では壁紙リフォームの基礎知識として、張替え時期から選び方、機能性、料金相場まで分かりやすく解説していきます。

壁紙リフォームのポイント

壁紙リフォームをスムーズに進めるため、壁紙の種類や機能性を理解しておくと役立ちます。また、リフォームを予算内で収めるにはグレードや料金表記について知っておくことも大切です。張替え時期や施工の流れもぜひ参考になさってください。

壁紙のリフォーム時期

壁紙を張り替える時期は、一般的に5〜10年だといわれています。ただし、壁が水でびっしょりと濡れてしまった場合には注意が必要です。壁紙だけでなく、内部のボードが腐食する恐れがあるため、早急に交換しましょう。石膏(せっこう)から作られているボードは水を含むと乾きづらく、時間をかけて劣化していきます。外部が乾いたように見えても、中心部が濡れたままということもあります。放置すると雑菌やカビが繁殖して悪臭を放ち、健康に悪影響を及ぼす恐れも懸念されます。目安となる交換時期がきていなくても、汚れや破損が目立つ場合は張替えしておきましょう。壁紙の国内メーカーは、サンゲツ・リリカラ・東リ・シンコール・トキワ・ルノンなどです。リフォームを検討し始めたら、メーカーの公式サイトをチェックしてみるのも良いでしょう。

リフォーム壁紙の種類と選び方

壁紙・クロスの素材は紙だけではありません。珪藻土や鉱石、木材、織物を使用した壁紙もあります。もっともポピュラーな素材は「ビニール」です。PVC(ポリ塩化ビニル)と呼ばれるプラスチック素材を主原料としたもので、安価で加工しやすいことから高い機能性を持たせた商品が多数あります。デザインも豊富なラインナップがあり、木目・レンガ・タイル・コンクリート・塗り壁などを表現した壁紙の人気が高まっています。また、リフォーム壁紙選びは機能性にも着目するのがおすすめです。汚れ防止・消臭・調湿などの機能性を持たせた壁紙があります。ペットのいるご家庭なら消臭機能、アレルギーが気になる場合には抗アレルギー機能などがおすすめです。畳敷きの和室を寝室として使用する場合は、湿気対策や消臭効果が期待できる珪藻土壁紙、調湿機能のある和紙壁紙などもよく選ばれています。キッチンのコンロ回りには不燃認定を受けた壁紙が適しています。壁紙選びの際は、できるだけ大きなサンプルを確認しましょう。色の見え方は面積が大きくなると違って見えます。明るい色は鮮やかに、暗い色はくすんで見えるため、ショールームの大きなサンプルで確認すると安心です。玄関・廊下・子供部屋・洋室など、床の色も考慮しながらじっくり選びましょう。天井は壁の色と合うように、シンプルなものを選ぶとすっきりします。

壁紙のグレードと料金表記

一般的によく使用されているビニルクロスには「スタンダードクロス」と「ハイグレードクロス」があります。スタンダードクロスとは量産品クロスのことを指し、安価でコストパフォーマンスが良いため広く使用されています。特にこだわりがなく、広範囲の壁紙を交換したい人におすすめのクロスです。それに対し、1000番台クロスを意味するハイグレードクロスは、価格を高くすることでデザインや機能性を充実させています。アクセントクロスとして壁の一面にだけ取り入れるのもおすすめです。また、壁紙には「平米単価」と「メートル単価」という、2種類の料金表記があることも確認しておきましょう。平米単価は一平方メートルあたりの料金で分かりやすいのですが、メートル単価は換算する必要があります。通常ロール状で販売される壁紙の横幅は90〜92cmであることが多いため、壁紙1mあたりの面積は1㎡ではありません。幅が90cmとすると0.9㎡になります。価格を比較する際は、必ず単位をそろえて確認しましょう。

壁紙リフォームの流れ

壁紙リフォームの基本的な作業は大きく3つに分けられます。古い壁紙・クロスの剥がし、下地処理、最後に新しい壁紙の貼り付けという工程です。古い壁紙の上に新しい壁紙を直に貼ることはおすすめしません。新しい壁紙が剝がれやすくなってしまうため、やはり既存のクロスは撤去しましょう。つなぎ目であるジョイント部から切り込みを入れて剥がしたあと、下地処理により壁面を平らにする作業を行います。パテを塗ることで凹凸をなくし、裏紙が残ってしまった箇所も整えられます。ドライヤーなどを用いてパテを乾燥させる際は、焦げ付かないように注意が必要です。紙ヤスリをかけてから新しいクロスにのり付けしていきます。剝がれにくくするためにしっかりと空気を抜きながら、クロスを貼り付けます。余ったクロスを切り落とし、継ぎ目が分からないように整えればリフォーム作業は完了です。

おしゃれな壁紙リフォームの事例

リフォーム・リノベーションでおしゃれな空間をつくるにあたって、デザイン選びに頭を悩ませることは多いものです。壁紙リフォームで需要の高い「トイレ」「洗面所」「リビング」について、トレンドを取り入れた事例をご紹介します。

トイレの壁紙リフォーム

トイレのリフォーム壁紙は機能性も重視して選びましょう。「消臭効果」や「汚れ防止」の機能がある壁紙を使うと、気になる汚れやニオイを軽減することが可能です。表面が硬く丈夫に加工されたタイプは、拭き掃除もしやすく人気があります。これらの製品は表面に特殊なフィルムや樹脂を用いることで強度を高め、清潔に保ちやすい構造となっています。トイレは空間が狭いため、広く見せたい場合はカラー選びも重要です。全面に濃い色を使用すると、どうしても圧迫感が出てしまいます。無地以外にストライプ・花柄などの柄物壁紙を取り入れる際も、アクセントクロスとして使用するのがおすすめです。トイレの背面、もしくは側面のどこか一面だけに貼ると、空間に個性的なアクセントが加わります。シックな雰囲気にしたいならブラック、より清潔感を演出したいならブルー系をアクセントクロスに選んでも良いでしょう。

洗面所の壁紙リフォーム

洗面脱衣所は水がはねることが多いため、壁紙が湿気を吸収してカビが発生する恐れがあります。トイレと同様に、水汚れに強いタイプのリフォーム壁紙を選ぶと防カビ効果も期待できます。室内の湿気をコントロールしてくれる吸放湿壁紙も、結露やカビの発生を抑えるのに有効です。紙おむつにも使用される「吸水性ポリマー」が配合されており、温度変化に応じて湿気を吸収・放出します。洗面所は柄物壁紙をアクセントに加えると、とてもおしゃれな空間になります。明るく淡い色調のペールトーンは落ち着いた雰囲気、ビタミンカラーは活力のある空間を演出できます。立体感のあるタイル調、クールな雰囲気の石目調などもおすすめです。壁紙に加えて木目調の腰壁などを施工すると、レトロな空間にもできます。

リビングの壁紙リフォーム

リビングの壁紙リフォーム

家の中でもっとも出入りの多いリビングは、汚れやニオイがつきやすい場所でもあります。小さな子供が壁に落書きをして汚れることもあるでしょう。汚れや傷に強く消臭効果があるタイプの壁紙を取り入れると、ストレスなく快適に過ごせます。長時間過ごすリビングには、飽きの来ないシンプルなデザインの壁紙がおすすめです。壁の面積が大きいため、壁紙の変化による印象の違いもはっきりと表れます。ベーシックな色として人気の白も、真っ白・オフホワイト・アイボリーなど種類はさまざまで、漆喰のような風合いのクロスもあります。近年は白っぽい床とブルーグレーの壁紙を組み合わせたものも人気です。フローリングとの相性にも気を配りながら、じっくり選びましょう。濃い色のフローリングにダークカラーを合わせると少し重い印象になることもありますが、高級感のある空間をつくることも可能です。ホテルライクなリビングに仕上がります。

壁紙リフォームの費用相場

壁紙リフォームの費用は張り替える壁の面積・帖数、クロスのグレードなどにより大きく変わります。戸建てとマンションに分けて費用を比較しながら、費用に含まれる施工内容等についても解説していきます。マンションリフォームには注意点もあるので確認しておきましょう。

戸建ての壁紙リフォーム

戸建て住宅の場合、天井を含めすべての部屋の壁紙を張り替えると「45万円〜90万円程度」がクロスにかかる費用の目安となります。これは平均的な住宅の面積をもとに、必要となる壁紙を450〜600m²で試算したケースです。クロスの平米単価はスタンダード品を1,000円、ハイグレード品を1,500円と設定しています。なお、壁紙のリフォームは材料費のほかに、人件費や施工費用がかかります。施工費用としては養生や古いクロスの撤去・廃材の処分、下地処理にかかる費用などが含まれます。壁紙を剥がす面積が大きいほど廃材の量も多くなるため、廃材は個人で処分せずに業者にまかせた方が手間がかからず安心です。交通費や家具の移動費がかかったり、下地の劣化状況によっては補修費が追加で必要になったりすることもあります。

マンションの壁紙リフォーム

マンションでも平均的な面積をもとに算出すると、必要となる壁紙は250〜350m²程度です。クロス代の相場は「25万円〜52.5万円」となります。スタンダードクロス・ハイグレードクロスともに、戸建てと同じ平米単価で計算した結果です。戸建てと同様の施工費用等がかかりますが、マンションリフォームではほかにも注意したいポイントがあります。リノベーション・リフォーム内容が壁紙の張替えのみであっても、管理組合に申請しなければならないケースもあるため確認が必要です。リフォーム当日は業者がマンションに出入りするため、申請は不要と自己判断することは避けた方が良いでしょう。

壁紙リフォーム業者とDIYの違い

壁紙リフォーム業者とDIYの違い

壁紙リフォームはDIYでも人気があります。手間はかかるものの、DIYが好きな方であれば費用を抑えつつ施工する楽しみも味わえます。賃貸マンションなどで退去の際に原状回復可能な壁紙シールを使用し、手軽にDIYで壁紙を貼る方も増えてきました。ただし、DIYの場合は気泡が発生したり、つなぎ目の柄がずれてしまったりといった張替え失敗談もあります。できるだけ失敗がないよう、幅の狭いクロスや気泡が目立ちにくい素材を選ぶことが重要です。失敗なく完璧に仕上げることを望む方は、やはり業者への依頼が適しています。しっかりとのり付けができるため、剥がれることなく長持ちします。張替えが難しい天井や窓枠周辺もきれいな仕上がりにできます。デザイン選びの段階から相談にのってもらえることもメリットです。また、既存の壁紙にシミやカビがある場合は下地が腐食している可能性があるため、職人でないと対応できません。壁紙自体が古くなっている場合も、剥ぐ段階で工事の難易度が上がります。アフターサービスを充実させている業者であれば、より安心して依頼できるでしょう。

壁紙リフォーム以外の施工もご相談ください

壁紙リフォーム以外の施工もご相談ください

市之瀬工務店では住宅リフォームすべてのご相談が可能です。キッチン・浴室・風呂・洗面所・トイレなどの水回りリフォーム、リビング・ダイニング・書斎・寝室・子供部屋・洋室・和室といったお部屋ごとのリフォームも承っております。玄関・廊下・ベランダ・階段のほか、和室から洋室へのリフォーム、浴室乾燥機の交換、ドア・窓・畳を交換する部分的なリフォームもおまかせください。耐震改修や増改築、スケルトンリフォームといった大規模リフォーム・リノベーション、屋根外壁塗装・屋根修理工事などの実績も豊富です。10年・20年・30年と時が経つにつれて、住宅も老朽化が進むため適切に補修・メンテナンスをしておきましょう。リフォーム前よりも、きれいな空間で快適に暮らせるようになります。お客様に安心してご依頼いただけるよう、市之瀬工務店ではアフターサービスも充実させています。リノベーションやリフォームをご検討の際にはぜひお気軽にお問い合わせください。