市之瀬工務店

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ユニットバスリフォームの種類と費用相場について

浴室をリフォームするときには、タイルが貼られた昔ながらの在来浴室をユニットバスに変更したり、古いユニットバスを新しいものに取り替えたりといった事例が多く見られます。ユニットバスは浴槽・壁・床・天井などがセットになっているので、前もって工場で生産されています。現場ではそれを組み立てる作業を行いますが、もとの浴室が「在来浴室」か「ユニットバス」かで工法や工期は変わります。ユニットバスにもさまざまグレードがあり、素材やオプションもたくさんあるので、リフォームの際にはどれを選べばよいか悩んでしまうこともあるでしょう。このページではユニットバスについて、種類や価格、代表的なメーカーの商品について解説していますので、ぜひ参考になさってください。

ユニットバスリフォームの種類

ここでは戸建てとマンションに分けて、ユニットバスリフォームの種類を説明していきます。戸建てではもともとが在来浴室の場合、リフォームでユニットバスを選ばれる方がほとんどです。また、マンションでは浴室スペースが限られていたり、トイレも同じ空間にあったりと、戸建てにはない悩みもあります。それぞれどんなリフォームが行われているのか、分かりやすくお伝えしていきます。

戸建てのユニットバスリフォーム

戸建ての浴室リフォームでは、在来浴室をユニットバスに変更するケースが多く見られます。在来浴室とは壁や床、天井にタイル張りや左官、塗装などで仕上げられている昔ながらのお風呂のことです。建物には下地材で防水処理を行い、その上にタイルを貼り付けています。デザイン性の高さがメリットですが、冬場寒かったりカビが付きやすかったりします。暖かい部屋から寒い風呂場へ移動すると血圧が上昇し、湯船につかると今度は血圧が下がります。急激に血圧が変動すると、心筋梗塞や脳出血を引き起こしかねません。このようなヒートショックの危険をなくすためにも、ユニットバスリフォームはおすすめです。外気の影響を受けにくくなり、あたたかい空間でいつでも快適なお風呂を楽しめるでしょう。掃除がしやすくきれいな空間を保ちやすいのも大きなメリットです。ユニットバスへのリフォームには、在来浴室の解体撤去期間を含めて4〜8日の工期をいただいております。また、もともとユニットバスにしている住宅でも、新しいユニットバスへの取り替えはおすすめです。20年前のものと最新のものとでは、性能に大きな差があります。「汚れが落ちやすい」「お湯が冷めにくい」「床がヒヤリとしない」など、メリットがたくさんあるので、気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

マンションのユニットバスリフォーム

築年数の古いマンションでは、ユニットバスを新しいものに取り替える浴室リフォームが多く見られます。戸建てと同じように、在来工法でつくられた浴室をユニットバスに変更するリフォームもよくある事例です。なお、マンションには「3点ユニットバス」と呼ばれる浴室があります。お風呂・洗面台・トイレがひとつの空間にあるタイプのことです。ホテルをイメージしていただくと分かりやすいのではないでしょうか。この場合、3点ユニットバスをそのまま新しくするリフォームと、それぞれを別々の空間に分ける「セパレート工事」があります。セパレート工事については施工事例でくわしく解説していますので、そちらをご覧ください。マンションは戸建てに比べると空間が限られますが、デッドスペースの解消により浴槽のサイズを大きくできるケースもあります。すべての物件でできる訳ではありませんが、リフォーム業者に一度確認してみると良いでしょう。快適性をさらに上げるため、「乾燥」も「暖房」もできる浴室暖房乾燥機をオプションでつける方もたくさんいらっしゃいます。優れた換気機能があれば、浴室のカビ発生を抑えることもできます。雨の日の洗濯物も気になりませんし、冬場には入る前に浴室全体を暖めておくことができますので、ぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。

ユニットバスリフォームでおすすめのメーカー4社

ユニットバスのリフォームで人気の4社、「TOTO」「リクシル」「パナソニック」「タカラスタンダード」について、各メーカーの特長と商品を紹介いたします。時代とともに技術が進化し、断熱性や節水効果もどんどん向上しています。気になる商品はカタログを取り寄せて、ショールームで実物をご覧いただくと良いでしょう。なお、商品名は変更になることがありますのでご了承ください。

TOTOのユニットバスリフォーム

TOTO / トート

マンションリモデルバスルームでも販売されている「シンラ」は、リラックスを追求したハイグレードタイプです。ファーストクラス浴槽を選べば、ヘッドレストが入浴時に体にかかる負担を減らしてくれるでしょう。ジェットバスのあるタイプにすると、肩と腰がぐっと楽になり、気持ちよい温かなお風呂タイムも楽しめます。足元の冷たさを感じにくく直接座ることもできて汚れが落としやすい「お掃除ラクラクほっカラリ床」や掃除の手間が減らせる「お掃除ラクラク排水口」も多くのタイプで基本仕様となっています。戸建てリフォームではお手頃価格の「サザナ」も人気です。魔法びん浴槽はお湯が冷めるスピードもゆっくりで、保温性に優れています。浴槽の材質は人工大理石とFRPの2種類、カラーは9種類から選べるので、デザイン性にも優れた空間づくりができるでしょう。

リクシルのユニットバスリフォーム

リクシル / LIXIL

LIXIL(リクシル)の最高級バスルーム「スパージュ」は、リラックス機能が充実したワンランク上の商品です。ゆったりと足を伸ばせる浴槽、「肩湯」や「打たせ湯」などがお風呂時間にくつろぎを与えてくれます。あたたかくてキレイが長持ちする床、「キレイサーモフロア」は日々のお手入れも簡単です。戸建て向けには、長年にわたり人気のあった「アライズ」に代わり、新たに「リデア」が発売されました。シャワー浴プラン・バスタブ浴プラン・マルチ入浴プランと、入浴で何を重視するかによって、選べるタイプが3つに分かれています。これまで以上にライフスタイルに応じたお風呂選びができるでしょう。シャワーに浄水機能やウルトラファインバブル機能が標準搭載されているのは価格的にも非常にお得です。マンションリフォーム用の「リノビオV」では、人造大理石でできた浴槽「ルフレトーン」がきらめきのある上質な空間をつくり出してくれます。石目模様や木目調などの壁パネルを選ぶと、よりデザイン性が増すでしょう。

パナソニックのユニットバスリフォーム

パナソニック / panasonic

美容家電メーカーでもあるPanasonic(パナソニック)のユニットバスには、きれいになれる機能が充実しています。入浴剤なしでお肌をしっとりさせてくれる「酸素美泡湯(びほうゆ)」、マイクロバブルの力で皮脂汚れをすっきり落とす「エステケアシャワー」などが好評です。戸建て向けの「オフローラ」には浴槽や水栓に有機ガラス系新素材が使われており、毎日のお掃除をぐっと楽にしてくれます。戸建て・マンションのどちらにも販売されている「Lクラス バスルーム」は気持ちよさも、お掃除のしやすさも最高クラスです。また、リフォームにぴったりの「リフォムス」で標準装備となっている「おきラク手すり」は、収納棚としても使えるのがうれしいポイントです。

タカラスタンダードのユニットバスリフォーム

タカラスタンダード / Takara standard

タカラスタンダードのユニットバスには、キッチンや洗面化粧台と同じように「ホーロー素材」が使われています。鉄の強さと合わせることでガラスの割れやすさを克服した素材です。見た目に美しいことはもちろん、お手入れがしやすかったり、マグネットがくっついたりと浴室を快適にしてくれるポイントがたくさんあります。戸建て住宅用には高価格帯の「プレデンシア」をはじめ、スタンダードな「レラージュ」、リーズナブルな「エメロード」や「ミーナ」といったシリーズが展開されています。「マンション・戸建住宅2階向け 伸びの美浴室」はリフォーム向けの商品で、間口・奥行きが2.5cm刻みでサイズオーダーできます。いまある空間を最大限に活かしたリフォームができるでしょう。

ユニットバスリフォームの施工実例

ユニットバスリフォームの成功例として、3つの事例をご紹介します。最近多くなっているバリアフリーに対応したリフォーム、集合住宅でよく見られる3点ユニットバスのリフォーム、さらに給湯器交換を同時に行ったリフォームについてくわしくお伝えしていきます。ぜひ読み進めていただき、ご自宅のリフォームの参考になさってください。

バリアフリーリフォームで在来工法の浴室が快適になった事例

バリアフリーリフォームで在来工法の浴室が快適になった事例

在来浴室をユニットバスにリフォームするにあたり、バリアフリー仕様にする方もたくさんいらっしゃいます。リフォーム前の浴室には入口に段差があったり、手すりがなかったりと、入浴のたびに転倒する不安のあるケースが多く見られます。ユニットバスにするだけでも、床が滑りにくい素材にはなりますが、浴槽やドアの近くに体を支える手すりがあるとさらに安心です。側面が高くなっている浴槽だと入るのも大変かと思います。またぎやすい高さの浴槽にして、カウンターをベンチタイプにするのがおすすめです。座りやすいだけでなく、そのまま横に動いて湯船に浸かることもできます。介助する方にとっても負担の少ない浴室になるので、ユニットバスへのリフォームでバリアフリー設備を整えてみてはいかがでしょうか。

マンションの3点ユニットバス(浴槽・トイレ・洗面台)を分離した事例

マンションの3点ユニットバス(浴槽・トイレ・洗面台)を分離した事例

マンションの「3点ユニットバス」をセパレート工事により、お風呂・洗面台・トイレすべてを別々の空間に分けた事例をご紹介します。スペースがとれる場合、トイレを別の場所に新設することで、お風呂と脱衣所を広くすることができます。もともとは物置やクローゼットだった場所をトイレにすることも可能です。ほかにも間取りを少し変更して、洗濯機のあったところにトイレルームをつくり、廊下に新たな洗濯機スペースを設けた事例もあります。ご家族がいらっしゃる場合はとくに、トイレとお風呂が別々にあると使い勝手が良いでしょう。浴槽をあまり使わないのなら、思いきってシャワールームにしてしまうという方法もあります。狭いからとあきらめずに、ぜひ一度ご相談ください。

ユニットバスと同時に給湯器を交換した事例

お湯をわかすには欠かせない給湯器ですが、寿命は10年ほどと言われています。とくに問題がなければ交換は必須ではないものの、やはり早めに交換した方が良いでしょう。ユニットバスと給湯器を同じタイミングで交換すると、それぞれ選べる規格や機能が増えるのでおすすめです。自動湯はり・自動足し湯など、給湯器にもさまざまな種類があります。なお、「新たに追い焚き機能をつけたい」というリフォームであれば、給湯器の交換が必要で、追い焚き用の配管を新設することになります。長い目で見ると工事費の節約になったり、浴室の使い勝手も良くなったりと得られるメリットは大きいでしょう。ユニットバスリフォームの際には、給湯器の同時リフォームを検討されてはいかがでしょうか。

ユニットバスリフォームにかかる費用・補助金

ユニットバスリフォームにかかる費用・補助金

ユニットバスをリフォームするときに気がかりなのは、やはり費用面ではないでしょうか。バリアフリー工事を行うのであれば、国や自治体からの補助金を活用できる可能性があります。一般的な価格帯、リフォームで使える補助金を知っておくと今後の参考になるかと思いますので、ぜひ読み進めてみてください。

ユニットバスリフォームの価格相場

ユニットバスリフォームの価格相場

ユニットバスをリフォームする価格は、浴室のサイズをはじめ、浴槽・内装のグレードやオプションの数などにより、大きく変わります。リフォーム前の浴室が「在来浴室」か「ユニットバス」かも大きなポイントです。一般的に浴室一式であれば、50〜100万円かけてリフォームする事例が多く見られます。ユニットバスは同じシリーズの中でも、ハイグレードな機能が基本仕様となっているものは高い傾向にあります。まずは、ご予算とリフォームの目的をしっかりと決めておかれることをおすすめします。シンプルに安く済ませたいのか、高齢になったときのことを考えてバリアフリーを意識した浴室づくりをするのかなど、ご要望はさまざまでしょう。ご予算の中で、オプションを足していくという方法もございます。せっかくのリフォームですから、どの部分にこだわるのかを考えてデザインも価格も満足のいくものにしましょう。

ユニットバスリフォームで使える補助金

ユニットバスリフォームの目的が「介護」である場合、介護保険の住宅改修費から上限20万円が支給されます。要介護・要支援の認定を受けた方がお住まいになっている住宅が対象です。壁に手すりを取り付ける、出入口の段差を解消する、滑りにくい床材に変更する、扉を引き戸に交換する、などの工事に対して支給されます。自治体によっては介護保険の対象とはならない工事についても、住環境に配慮しているものであれば給付金を受け取れるケースがあるので、確認されることをおすすめします。なお、劣化対策を含め、住宅全体の性能を上げるような大がかりな工事であれば、長期優良住宅化リフォームの補助金を活用できるかもしれません。補助金制度はいつでも使えるものではなく、制度の見直しでなくなったり、受付期間が終わったりと、注意しなければならない点もあります。近年では「グリーン住宅ポイント制度」がその代表例です。一定の省エネ性を有する工事に対して、さまざまな商品と交換できるポイントが付与されていました。このように、タイミング次第では新たな制度を活用できることもあります。リフォーム前には補助金についても調べておくと良いでしょう。

ユニットバスリフォームの見積り方法

リフォームのお問い合わせを受けてから、まずは現地を確認させていただきます。その際、「洗い場を広くしたい」「窓からの冷気を何とかしたい」など、お客様のご要望をお聞かせください。技術的な問題がないかどうかのチェックをして、プランを提案・修正してまいります。見積もり内容にはユニットバスの商品代をはじめ、解体・造作・給排水・電気工事など、さまざまな工事費用が含まれています。ご不明点などございましたら、遠慮なくお尋ねください。

ユニットバスリフォーム以外の施工もご相談ください

市之瀬工務店ではお客様の暮らし・住まいづくりのサポートをさせていただきます。ユニットバス以外にも、キッチン・トイレ・洗面所などの水回りから、外壁の塗装、屋根の修理まで幅広くご相談いただけます。増改築などの大がかりなリフォームもおまかせください。ご相談のみでも結構です。まずはお気軽にお問い合わせください。