市之瀬工務店

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お風呂(浴室)リフォームの種類と費用相場について

ご自宅のお風呂についてのお悩みはありませんか。たとえば「床が冷たくて寒い」「洗い場が狭い」「浴槽が狭くて深い」「汚れやカビがつきやすい」などといったお悩みが多いのではないでしょうか。お風呂(浴室)のリフォームをすれば、使い勝手だけでなく健康面でも良い効果がもたらされるのでおすすめです。冬の入浴時にはヒートショック(気温の変化によって血圧が上下し心臓や血管の疾患が起こること)で亡くなる方が大勢いらっしゃいます。実は、このヒートショックで亡くなる方の数は、交通事故死者数を上回ることが知られています。このような危険を避け、健康で快適に過ごせるあたたかい場所にするためにも、お風呂のリフォームを検討してはいかがでしょうか。

お風呂リフォームの種類・工期

お風呂のリフォームにはいくつか種類があります。施工する規模によって工期もさまざまです。まるごとリフォームする大がかりな工事もあれば、とくに気になる箇所だけを交換修理するだけのものもあります。ここでは、お風呂のリフォームについてイメージができるよう、それぞれのケースについて取り上げていきます。

浴室のまるごとリフォーム

浴室をまるごとリフォームするケースについてご説明する前に、まずは浴室の種類を解説いたします。浴室は「在来浴室」と「ユニットバス」に分けられます。在来浴室とは昔ながらの浴室のことで、建物に下地処理を行い、その上にタイルなどが貼りつけられています。それに対し、ユニットバス(システムバス)はあらかじめ壁・床・天井などが工場で成形されたパッケージ商品です。お風呂を一新するリフォームは主に3種類です。当社でご依頼いただく事例が多い順にご紹介します。

  • 在来浴室を解体撤去して、新しいユニットバスを入れる。(工期:4〜8日)
  • ユニットバスを旧型から新型に取りかえる。(工期:2〜6日)
  • ユニットバスにせず、在来浴室を一新する。(工期:3週間程度~)

新型のユニットバスは保温性に優れ、節水効果のあるシャワーやお掃除がしやすい設備が手に入ります。「床が汚れる」「黒ずみが気になる」といった不満も解消してくれます。暖かいバスルームになり、冬場でも快適に入れるようになるでしょう。なお、浴室換気乾燥暖房機などをつけたい場合は、配線ができるかの確認が必要となります。在来浴室は素材によってはメンテナンスに手がかかるケースもありますが、デザイン性に優れています。あらかじめご要望をお聞かせいただければ、それに合ったご提案をさせていただきます。

お風呂の床・壁・天井・浴槽などの部分的リフォーム

大がかりにリフォームする必要性を感じない、という方には部分的なリフォームもおすすめです。床をきれいにしたい場合、専用のシート材を上から貼りつける方法があります。費用も控えめで、クッション性にも保温性にも優れています。床で足が滑ることもなくなるでしょう。壁や天井のリフォームではシート材のほかに、塗装やパネルを使うケースがあります。塗装は安価ですが、機能性は変わりません。パネルであれば在来浴室をユニットバス風に仕上げられて、断熱性も向上します。また、浴槽を交換したいというご相談もありますが、在来浴室に据え置くタイプで設置されているなら交換できます。ユニットバスの場合は合う型があれば交換可能ですが、浴槽以外のパーツはリフォームの必要がないか等確認した方が良いでしょう。浴槽も塗装できますが、特殊な技術が必要になりますので、業者選びは慎重に行いましょう。そのほかにもシャワーや水栓器具の交換、給湯器の交換、ドアの交換、浴室乾燥暖房機の設置など、お風呂の部分的なリフォームは多岐にわたります。とくに給湯器は適切な点検や交換が必要な設備です。結果的に全体をリフォームすることになるケースもありますので、まずはお気軽にご相談ください。

お風呂・洗面所の同時リフォーム

お風呂と洗面所は隣り合っていることがほとんどですから、同時にリフォームするケースは多く見られます。「お風呂がきれいになったのに、脱衣所が古いままで気になってしまう」と後悔する方もいらっしゃいます。工期の目安は3〜12日と、浴室だけをリフォームするよりも長くかかりますが、工事費はそれぞれ単体で行うよりも安く済むでしょう。また、壁を薄くする、あるいは位置をずらすことで浴室を広くできるケースもあります。家の構造自体を変えずにお風呂を広くできるのは魅力的ではないでしょうか。数センチの違いで規格サイズのユニットバスを入れることができたり、サイズの大きな浴槽に変えたりもできます。当社も現地調査の際には、どんなサイズのユニットバスを入れられるか念入りにお調べいたします。水回りの寿命は近いので、お風呂と洗面所をまとめてリフォームし、統一感のあるコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか。

お風呂・洗面所・トイレ・キッチンまとめてリフォーム

水回りの設備が老朽化したことをきっかけに、お風呂・洗面所・トイレ・キッチンのリフォームをまとめてするケースもあります。工期は2週間~かかりますが、人件費をカットできる分、別々で施工するよりも費用を抑えられます。間取りを変更する必要がなければ、設備のグレードも上げられるので、「お風呂だけ先にリフォームをして、トイレはもう少し先にしよう」というようなお考えがあれば、一度ご相談ください。また、業者によっては水回りをまとめてリフォームできるパック商品として、2〜4点セットを用意しています。安いのがメリットではありますが、商品に指定がある場合が多いので、デザイン性などにこだわる方にはデメリットに思う部分も出てくるでしょう。当社ではパッケージ商品のご用意はありませんが、メーカーをそろえていただくと割引ができる場合もございます。ご希望のメーカーや商品があれば、あらかじめお伝えいただければプランに反映させていただきます。一気にリフォームを済ませたい方はぜひご検討ください。

お風呂のリフォームでおすすめのメーカー4社

お風呂リフォームで人気のメーカー4社、「TOTO」「リクシル」「パナソニック」「タカラスタンダード」をご紹介します。お風呂もほかの水回りと同じように、シンプルなものからハイグレードのものまで価格帯はさまざまです。浴槽の素材もFRPか人造大理石かで大きく変わります。ぜひショールームで実物をご覧になってください。それぞれのメーカーを代表する商品についてもご紹介していますが、商品名は変更になる可能性がありますのでご了承ください。

TOTOのお風呂リフォーム

TOTO / トート

TOTOのユニットバスは、くつろぎ・あたたかさ・きれいを追及しています。ハイグレードの「シンラ」で標準となっている人工大理石のファーストクラス浴槽は、人間工学をもとにつくられています。首や背中にかかる負荷が軽減されるため、ゆったりとお湯に浸かることができるでしょう。お掃除ラクラクほっカラリ床は、室温とほぼ同じ温度を実現できるほどの断熱性があり、「サザナ」にも備わっています。TOTOは一歩先のリフォームとして「リモデル」を提唱しています。マンション向けにもリモデルシリーズがいくつか展開されており、幅広いラインアップの中から商品を選ぶことができるでしょう。

リクシルのお風呂リフォーム

リクシル / LIXIL

LIXIL(リクシル)はお風呂の冷たさを解消したり、きれいさを保ちやすくしたりする独自の技術を盛り込んでいます。戸建てとマンションのどちらにも販売されている「スパージュ」は、ハイグレードらしく肩湯や打たせ湯などのリラックス機能を充実させています。高級感があふれる、ワンランク上のお風呂をご希望であればおすすめです。また、戸建て向けの「アライズ」はシリーズの中でさらに2つのグレードに分かれています。マンション向けには「リノビオ」というシリーズもありますので、ご予算に合わせた商品が選べるでしょう。「アライズ」と「リノビオ」にもジェットバスをオプションで付けられるので、くつろぎを重視したい方はご検討してみてはいかがでしょうか。

パナソニックのお風呂リフォーム

パナソニック / panasonic

Panasonic(パナソニック)でも戸建て向け、マンション向けの商品が販売されています。戸建てとマンションのどちらにも展開されているのは、ハイグレードの「Lクラス」とそれに続く「リフォムス」です。美容家電メーカーらしく、ジェットバスよりも肌への刺激が少ない「酸素美泡湯(びほうゆ)」や「エステケアシャワー」といった機能も選べます。戸建てではスタンダードグレードの「オフローラ」、マンションでは「MR」といった商品も人気があります。いずれのシリーズでも省エネが期待できる「新W節水シャワー」に変更可能です。浴槽・水栓・カウンターなどもお掃除しやすく、快適なお風呂タイムを楽しめます。

タカラスタンダードのお風呂リフォーム

タカラスタンダード / Takara standard

タカラスタンダードの浴室は手入れのしやすいホーロー素材からできています。ホーローの壁にはマグネットが付けられるので、収納を増やせるのもうれしいポイントです。戸建住宅にはハイグレードから順に「プレデンシア」「レラージュ」「エメロード」「ミーナ」、マンションには「マンションリフォーム専用 伸びの美浴室」「バランス釜からのリフォーム専用 広ろ美ろ浴室」とさまざまなシリーズが販売されています。タカラスタンダードでは浴室のスペースに合わせて2.5cm刻みでサイズオーダーが可能です。狭いお風呂にお悩みの方にはとてもおすすめです。

お風呂リフォームの施工事例

お風呂リフォームの施工事例

ここからは建物ごとに分けて、実際のリフォーム事例について説明していきます。戸建てとマンションでは、商品のシリーズ展開からも分かるように施工できる内容も違ってきます。古い、狭いといったお悩みもリフォームで解決できますので、ぜひ読み進めてみてください。

戸建ての古いお風呂をリフォーム

戸建ての古いお風呂をリフォーム

一戸建て住宅をリフォームした実例では、在来工法の浴室からユニットバスにするケースが多く見られます。とくに築年数が古い物件だと、タイルのひび割れや日頃の手入れ、何よりも冬の寒さにお困りの方が多くいらっしゃいます。ユニットバスにすると外気の影響を受けづらく暖かい空間に生まれ変わります。また、掃除がしやすい設計となっているため、美しさを長く保てるでしょう。お風呂に窓がある住宅も多いのですが、内窓をつけることもできますし、サッシをまるごと交換することもできます。在来浴室をリフォームするには解体撤去がともなうため、工期は少し長くなります。しかし、ユニットバスにして想像以上に快適になったというお声をたくさん頂いています。水回りには耐用年数もありますので、古くて使いづらいとお悩みであればぜひ当社までご相談ください。

マンションの狭いお風呂をリフォーム

マンションの狭いお風呂をリフォーム

マンションは管理規約により間取り変更に制限がかかることも多いので、壁を取り壊して浴室を広げるリフォームは多くの場合難しいでしょう。しかし、最新のユニットバスは断熱性や清掃性がアップしているため、入れ替えるだけでも格段に使い心地が良くなります。また、現地調査の結果、壁を取り壊さなくてもデッドスペースの解消によって、ユニットバスのサイズアップができるケースもあります。すべての物件でこのような施工ができるわけではありませんが、依頼する業者に聞いてみる価値はあります。壁を壊さずに施工できるならプラス数万円でかなうケースもあるからです。「マンションだからお風呂も狭くて仕方ない」とあきらめる必要はありません。ぜひ前向きにお風呂のリフォームを検討してみましょう。

賃貸・団地のお風呂をリフォーム

賃貸・団地のお風呂をリフォーム

築年数の経過した賃貸や団地は、お風呂のリフォームも難しいと言われています。昔ながらのお風呂では、バランス釜と浴槽が並んでいる光景をよく目にします。直接火を焚く構造になっているので、空焚きの心配もつきまとうでしょう。このようなお風呂では大規模なリフォームが必要なのでは、と思われるかもしれません。しかし、壁や床を削らずにユニットバスを入れることもできるようになりました。タカラスタンダードからは「バランス釜からのリフォーム専用 広ろ美ろ浴室」という商品が販売されています。いままでバランス釜に占領されていたスペースも浴槽に使えるため、ゆったりとした空間にできるのです。すでにあるガス管を利用して、壁を貫通するタイプの給湯器を設置します。床には防水パンを使用するので水漏れの心配もありません。奥行きは1.25cm刻みでオーダーが可能です。お湯はりや追い焚き機能も備わるので、快適なお風呂時間を実現できるでしょう。

お風呂リフォームの費用相場・補助金

お風呂リフォームの費用相場・補助金

お風呂のリフォームは費用がかかるイメージがあるかと思います。施工内容や内装のグレード、広さによって価格帯はさまざまです。お風呂リフォームで利用できる補助金制度についても解説していきます。手すりの取り付けなど、介護者や高齢者のためにバリアフリーにする工事も多いため、自治体が独自に制度を設けているケースもあります。ぜひ参考になさってください。

お風呂リフォームの価格相場

浴室をリフォームする価格相場としては浴室一式の場合、50〜100万の事例が多く見られます。一戸建てでは浴室のスペースが広いため、浴槽も大きめのサイズが必要になります。そうなるとサイズに比例して金額は大きくなる傾向にありますが、商品の選び方次第では費用を抑えることもできますのでご安心ください。ユニットバスを入れ替えたり、在来浴室からユニットバスにしたりと需要の多いケースよりも、在来浴室をそのまま一新する方が高くつきます。お風呂のリフォームにかける費用は人それぞれなので、リフォームを依頼する前にご予算を明確に決めておく方が良いでしょう。ご予算内でオプションなどを追加していくことをおすすめします。

10万~30万の格安でできるお風呂リフォーム

格安でお風呂をリフォームする方法について気になる方も多いでしょう。結論から申し上げますと、10万~30万でできるリフォームというのは部分的なリフォームのことを指しています。10万円前後なら浴槽や壁を塗装する、床をシートに張り替えるといった工事ができます。20万円前後なら浴室全体の塗装、壁全面のパネル貼り、壁・床・天井のシート貼りなどが施工可能です。ひとつご注意いただきたいのは、設備の老朽化がどれだけ進んでいるかを確認しておくことです。あとで大掛かりにリフォームすることになった、ということにならないためにも設備面を重視してリフォームを行いましょう。

戸建て・マンションのお風呂リフォームで使える補助金

お風呂のリフォームでは国や自治体からの補助金を活用できるケースがあります。要介護者の方がお住まいの世帯は、介護保険の「住宅改修費」の支給対象となります。手すりの取り付けや段差の解消、引き戸への交換といったバリアフリー工事であれば補助金の活用ができるでしょう。さらに、介護保険の給付対象とはならない工事でも、自治体が給付を行っているケースもあります。地域によりサポート体制には差がありますので、まずはお住まいの自治体の窓口で確認されるのが良いでしょう。また、在来工法の浴室からユニットバスに変更する工事は、長期優良住宅化リフォームの「特定性能向上工事」に該当します。お風呂だけではなく、省エネ・劣化対策など住宅全体の性能を高める大がかりな工事を検討されている方はぜひ確認しましょう。ただし、これらの補助金は時代のトレンドに合わせて作られるため、金額変更や打ち切りの可能性もあります。逆に言えば、新しい制度が生まれることもあるので、リフォームを検討する際には補助金制度も忘れずチェックしておくことをおすすめします。

お風呂リフォームの見積り方法

市之瀬工務店ではリフォームのお問い合わせを受けてから、現地調査のためご自宅にお伺いいたします。施主様のご要望をお聞きし、技術的な問題がないかどうかを打合せさせていただきます。それをもとにしたプランをご提示し、必要な修正を行って完成させる流れです。浴室リフォームの見積にはさまざまな費用が含まれています。大きく分けると、ユニットバスの商品代と工事費の2つですが、工事費には解体工事・造作工事・給排水工事・電気工事など、ほかにも多くの項目があります。聞きなれない言葉が多いので、見積りについてご不明点がございましたら遠慮なくお問い合わせください。

お風呂リフォーム以外の施工もご相談ください

市之瀬工務店では浴室以外にも、キッチン・トイレ・洗面所などの水回りはもちろん、お住まいに関するどんなご相談も承ります。外壁の塗装、屋根の修理、建具の交換、増改築など、新築を手がける工務店ならではの柔軟なご提案もできます。ご相談のみの方も大歓迎ですので、お気軽に当社までご連絡ください。