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寝室リフォームの事例と費用相場について

リビングダイニング・キッチン・浴室などと比べて、寝室のリフォームは優先されることが少ない場所です。しかし、質の良い睡眠をとることによって、一日の過ごし方も大きく変わります。寝室リフォームをすれば、心身ともにリラックスできる居心地の良い空間に生まれ変わります。冬の寒さを和らげることも、ホテルのような寝室にすることも可能です。この記事では、空いている部屋を活用するリフォーム、快適性をあげるリフォームについても紹介しています。ぜひ読み進めていただき、ご自宅の寝室リフォームの参考になさってください。

間取りを変える寝室リフォーム

間取り変更を加えると、寝室の印象は大きく変わります。「和室から洋室にしたい」「寝室をもっと広くしたい」という場合におすすめのリフォームです。ここでは間取りを変える寝室リフォームをいくつか取り上げ、どういった工事を行うのか解説していきます。

和室から洋室にする

「和室にある畳や障子の手入れが面倒」「掃除がしやすいフローリングにしたい」といった考えから、和室を洋室にする寝室リフォームの事例は数多く見られます。また、2階に寝室がある場合、歳を重ねると階段の上り下りが大変です。1階にある和室を寝室として使いたいというご相談もいただきます。洋室にするため、まずは畳を撤去してから下地を造作し、隣接する部屋との段差を解消します。断熱材の追加、根太の間隔調整なども必要です。洋室へのリフォームでベッドの購入を検討するケースもありますが、押入れがそのままだと部屋全体のバランスがとれません。床だけでなく、天井・壁・窓・ドア・押入れなどを同時にリフォームする事例も多くあります。なお、マンション物件では床の張り替えに関する制限があるため、リフォーム前に必ず管理規約を確認しましょう。マンションリフォームでは、遮音等級(L値)が小さい防音フローリングを選ばなければならないケースが多く、それに適した防音フローリングが販売されています。

子供部屋をつなげて寝室にする

子供が独立して夫婦ふたりになってからも、子供部屋をそのままにしている家庭は多いものです。使っていない子ども部屋は、新たな寝室づくりに活用できます。いまの寝室と子供部屋をつなげる、2つの子供部屋をつなげるといった方法で、隣接する部屋の間にある壁を撤去してつなげると、広い寝室にすることが可能です。壁の撤去をメインに、壁まわりの床・壁・天井を補修していきます。部屋を区切るのが耐力壁の場合、壁を完全に壊すことはできません。耐力壁は住宅の構造上欠かせないため、柱から必要な幅を残して撤去するなどの方法をとることもあります。どのような施工が可能かは、リフォーム業者に相談しましょう。また、一方の部屋が和室の場合、床を剥がして下地調整などが必要になるため工期は長くなります。2部屋をつなげる場合、クロスやフローリングなどの内装も全面的にリフォームすると一体感が出ます。夫婦それぞれの時間を大切にしたいときには、引き戸で緩やかに仕切ることも検討されると良いでしょう。

リビングの一部に寝室をつくる

意外に感じるかもしれませんが、寝室をリビングにつくるリフォームも需要があります。寝室が丸見えになるわけではなく、可動式のパーテーションなどで寝室を仕切ります。リビングは採光性や風通しなどに優れていることが多いものです。寝室をリビングに設けることは快適な空間で眠れるということでもあります。朝日が差し込むリビングであれば、自然と目覚められるでしょう。照明やクロスなどおしゃれなインテリアにこだわれば、ホテルのような雰囲気にすることも可能です。リビングとの間仕切りの方法は、どれくらいオープンにしたいかで決めます。パーテーションのほかにも、家具やカーテンでゆるやかに仕切ることも可能です。なお、この寝室リフォームは個性的な空間づくりだけでなく、介護にも適した間取りであることも知られています。高齢者や介護が必要な人にとっては、ワンフロアに集約された生活は体に優しく、介助する人の負担も減ります。全面的に引き戸を採用した寝室をリビングに設けることで、車いすでの移動や歩行介助がしやすくなるでしょう。引き戸を用いることでフレキシブルな空間ができます。

快適性を上げる寝室リフォーム

寝室リフォームをするにあたって考えたいのが「快適性」です。「冬は寒く、夏は暑い」「収納が足りない」など、寝室にある問題点を整理してみましょう。快適性を上げるリフォームを追加すると、安眠につながるのでおすすめです。いくつか紹介するので参考になさってください。

断熱性を上げる

築年数の古い住宅の場合、寝室の断熱性が不足している可能性があります。建築当時は断熱性に対する認知がまだ低かった時代です。断熱材が入っていなかったり、隙間が多かったりといったケースは珍しくありません。断熱性が不足していることで、冬の寒さや夏の暑さに影響される、エアコンの効きが悪いといった問題が起こります。エアコンを付けたままにすると、光熱費がかかります。冬場には肌の乾燥にも悩まされるでしょう。寝室自体の断熱性を上げると、少ないエネルギーでエアコンを稼働させることが可能になります。エアコンを途中で消したとしても、急激な温度変化を防いでヒートショックのリスクを軽減することにもつながります。朝の目覚めも良くなるでしょう。床や壁に断熱材を入れるほか、窓のリフォームも人気です。断熱窓に取り替える、いまある窓はそのままに内窓を設置する、という方法があります。

収納・クローゼットをつくる

リフォーム用フローリングの種類

収納スペースの見直しは、寝室リフォームにおいて重要な部分です。寝室にはもともと押入れやクローゼットが付いていますが、収納力に満足していない方は多いのではないでしょうか。寝室はベッドを置ければ十分だという場合、部屋を狭くして収納を広げることもできます。例えば、寝室の広さを7帖から5帖に変更して、2帖分をウォークインクローゼットに充てるという方法です。リフォーム時には収納したいものを具体的に書き出してみましょう。衣服やバッグだけでなく、家電をしまうケースも多く見られます。扇風機や暖房器具などの季節家電はそれなりにスペースをとるため、大きさや奥行きを考慮した方が良いでしょう。収納スペースを広くするだけでは、リフォーム後にうまく使えるかどうか分かりません。単なる物置とならないよう、棚の種類や収納方法などを考慮しましょう。

バリアフリーも考える

寝室をバリアフリーにするリフォームも人気があります。寝室をリフォームすることで、介護をする人とされる人の双方が暮らしやすい場所になります。代表的なリフォーム例としては、段差解消・手すり設置・引き戸への変更などがあげられます。手すりは動作をサポートするため、使用する人の身長も考慮した高さに設置しましょう。ドア付近やベッド脇に取り付ける事例が多く見られます。車いすを利用する場合、床材には滑りにくいもの、壁紙には接触しても体が痛くなりにくいものを選びましょう。床材としては、コルク・カーペット・クッションフロアなどが候補に上がります。大がかりな間取り変更が可能であれば、トイレの隣に寝室を設置しましょう。夜間のトイレはスムーズに移動できると、負担が軽減します。また、壁や床に断熱材を入れたり、床暖房を設置するリフォームを行ったりすると、冬場のヒートショック対策もできて安心です。

間取り変更なしの寝室リフォーム

リフォーム用フローリングの種類

間取りを変更しない寝室リフォームでも、十分に快適度が上がります。部分的なリフォームを選択することも可能なため、費用を抑えたい方にはおすすめです。壁紙・クロス・床材の張替えだけをする事例も多く見られます。長年使った壁紙には、取れない汚れなどが蓄積されています。寝室リフォームで機能性壁紙を採用すると、長くきれいな状態を保ちやすくなります。カビや結露を抑える調湿性に優れたものは、室内の湿気をコントロールしてくれるのでおすすめです。寒色系の壁紙にすると、心を落ち着かせる効果も期待できます。寒色の中でも薄めの水色などを選ぶと良いでしょう。サンゴ礁を原料とした漆喰の壁にも調湿性があるといわれています。床材に関しては、色あせや傷みが目立つと感じれば交換しましょう。特に、窓まわりは結露や直射日光によるダメージを受けています。戸建てであれば無垢フローリングへの張り替えもおすすめです。無垢材は調湿作用があるため、梅雨時期にも寝室の湿度を下げてくれるでしょう。断熱性が気になる場合、窓だけのリフォームでもかなりの改善が見込めます。腰高窓などに内窓を設置すると、外からの騒音を和らげることも可能です。開き戸から引き戸への変更など、ドアのみのリフォームも人気があります。狭いスペースを有効活用するマンションリフォームでは、使わなくなった子供部屋にオリジナルのロフトベッドを造ることもできます。ロフト下にたっぷりの収納スペースを設けられるため、ロフトの設置が難しいマンションでも可能なリフォームです。

おしゃれな寝室リフォームの実例

せっかくの寝室リフォームですから、インテリアを工夫しておしゃれな空間にするのはいかがでしょうか。近年は「ホテルライク」「ラスティック・モダン」など、洗練されたシンプルなインテリアが人気です。どのようなインテリアなのか、実例をもとに解説していきます。

ホテルライクな内装

リフォーム用フローリングの種類

ホテルライクな寝室は、都会的な高級ホテルのイメージです。落ち着いた色合いの部屋は、スタイリッシュで統一感があります。壁紙・クロスにシックな色を選ぶと、洗練された雰囲気が演出できるでしょう。壁・天井・建具・家具・カーテンまで、すべてブラウン系でそろえた事例もあります。さらに間接照明をつけると、ホテルの落ち着いた雰囲気に近づけることが可能です。壁面には飾り棚をつけて、グリーンなどを置いても良いでしょう。非日常空間を作るためには、生活感を減らす必要もあります。寝室に物があふれないように収納計画も立て、クローゼットを大きくするのがおすすめです。

ラスティック・モダンな内装

リフォーム用フローリングの種類

「ラスティック・モダン」と呼ばれるインテリアはご存じでしょうか。自然素材の素朴さを活かす「ラスティック」と、デザイン性や機能性の高い「モダン」を掛け合わせたものです。どちらをベースにするかで寝室の印象はかなり変わります。ラスティックをベースに壁や天井に木材をあしらい、モダンなデザインの照明などをアクセントに取り入れるのも良いでしょう。全体的な色合いは、自然をイメージさせるアースカラーでまとめるのがおすすめです。ベージュ・ブラウン・カーキ・ブルーなどで落ち着いた雰囲気が出せます。

寝室リフォームの費用相場

寝室リフォームは100万円以下の事例が多く見られます。費用がかかりそうな和室から洋室への変更、壁を壊して部屋をつなげる施工もこの価格帯で可能です。壁紙だけ張り替えるような部分的なリフォームの場合は、10万円以下で施工できます。200万円ともなれば、間取り変更を加えて高級ホテルのような雰囲気にすることができるでしょう。寝室リフォームは増改築や全面リフォームのひとつとして行われることもあります。そのようなケースでは、全体費用が300万円、500万円と高額になります。中古マンションを購入して大規模なリノベーションを行うのであれば、総額800万円以上かかることも珍しくありません。1000万円を超える事例もあります。

寝室リフォーム以外の施工もご相談ください

市之瀬工務店では戸建て・マンションのリフォーム全般についてご相談いただけます。寝室以外にも、リビングダイニング・キッチン・浴室・洗面所・トイレ・書斎・玄関・廊下・ベランダなどのリフォームも行っています。エクステリアリフォーム・外壁塗装・屋根修理・増築・改築・耐震補強・フルリフォームなどもおまかせください。お住まいのメンテナンスとして、適切な時期にリフォームを行いましょう。断熱性や省エネ性などもアップさせると、より快適に暮らすことができます。施主様からのご要望をお伺いしながら、さまざまなご提案をさせていただきます。リフォーム・リノベーションをご検討の方は、ぜひ当社までお問い合わせください。