市之瀬工務店

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リビングリフォームの種類と費用相場について

「毎日過ごす場所だからこそ、快適でくつろげるリビングにしたい」。そう考えてはいるものの、実際にどんなリフォームをすればいいのか分からない、というケースも多いものです。現状の悩みを解消したいという思いから、リフォーム・リノベーションを検討している人もいるでしょう。狭くて使い勝手が悪かったり、冬の寒さが体に堪えたりと、ご家庭によって理由はさまざまです。部分的なリフォームで済ませることも可能ですし、間取りを変えてリビングを広げることもできます。この記事では、リビングリフォームの種類を間取り変更の有無をもとに分けて解説しています。おしゃれなリビングにするポイントなども記載しています。築20年〜30年を機にリノベーションをしたいと考えている方も、ぜひ参考になさってください。

リビングリフォームの種類

リビングリフォームの種類

リビングをリフォームする方法としては、間取り変更をともなうリフォームと、間取り変更をしない部分的なリフォームがあげられます。断熱性・機能性をあげるリフォームも人気です。ここでは、リビングリフォームの種類について順に解説していきます。

間取り変更をともなうリビングリフォーム

リフォームで間取り変更を行うと、リビング・居間の雰囲気が一新します。隣り合う部屋・和室と一体化するリフォームでは、開放的なLDKをつくることが可能です。一方で、新たに間仕切りを設置するリフォームもあります。間取り変更で自由度の高いリフォームリビングを楽しみましょう。

狭いリビングダイニングを一体化するリフォーム

狭いリビングダイニングを一体化するリフォーム

リビングダイニングに隣接する洋間は、間仕切り壁を取り払うとリビングとつなげることが可能です。壁を撤去した箇所には、床に見切り材をつけるなど必要な補修を施します。「見切り材が気になる」「リビングとの統一感を出したい」という場合は、フローリングの張替えがおすすめです。リビング拡張リフォームとともに床の張替えを行うと、施工期間も長くなりますが、居間全体が生まれ変わった雰囲気になります。完全にオープンな空間にするか、間仕切りを設置するかでもリビングの印象が変わります。引き戸、ロールスクリーンなど、仕切りの種類や素材はさまざまです。閉め切った状態でも光を通したいときは、透け感のある素材を選びましょう。なお、「筋交い」は耐震性を保つために撤去はできませんが、工夫次第でゆるやかに空間を仕切る存在となります。木材からスチールに変えたり、好きな色に塗ったりしてみると良いでしょう。

リビング・和室を一体化するリフォーム

和室がリビングと隣り合う住宅は、一戸建てに限らずマンションでもよく見られます。子どもが小さいうちは、「畳の上は危険も少なく遊ばせやすかった」という人もいるかもしれません。しかし、ライフスタイルとともに部屋の使い方も変わるものです。使わない和室がある場合、リビングと一体化して空間を広くとることを検討してみてはいかがでしょうか。リビングよりも畳の厚さ分だけ、和室の床が上がっているケースもありますが、段差を解消することも可能ですのでご安心ください。和室から洋室にする場合、敷居・床板・畳を取り去り、見切り材を入れてからフローリングを張ります。あえて和室のまま、琉球畳などを採用しておしゃれなモダン和室とする事例もあります。襖をなくし、オープンな和室にするとリビングの雰囲気に馴染みやすいでしょう。

間仕切りを追加するリフォーム

間仕切りのないリビングは、広々としていて圧迫感がありません。戸建てでもマンションでも、家族とのコミュニケーションもとりやすいことから人気が高まっています。一方で、「学習や仕事に使える小さなスペースが欲しい」というご相談もあります。リビングに間仕切りを設けるには、引き戸など可動式の建具を設置する、間仕切り壁を新設するといった方法があります。間仕切り壁をつくる場合、採光や換気のための工夫が必要です。壁の上部をオープンにしたり、壁に小窓を設けたりすると、適度な抜け感を出すこともできます。フレキシブルに空間を仕切りたい人には、引き戸がおすすめです。使わないときは開け放つ、こもって集中したいときは閉める、という使い方ができます。素材・幅・設置方法は引き戸によって違いがあります。ご希望に合わせて、好みのものを探してみましょう。

間取り変更をしないリビングリフォーム

間取り変更をせずとも、室内を快適にするリフォームはできます。予算が限られている場合には、部分的なリフォームを施すことが可能です。間取り変更をしないリフォームについて分かりやすく解説していくので、ぜひ読み進めてみてください。

フローリング・壁紙などの内装リフォーム

部分的なリビングリフォームとしては、床や壁などの「内装リフォーム」があげられます。築年数が経過すると、壁や天井の汚れが気になるという方も多いのではないでしょうか。壁紙を張り替えるだけであれば、工期は1〜2日ほどです。既存の壁紙を剥がすとムラや凹凸が出ますが、パテなどで下地をならすとキレイに張れます。あるいは、リフォーム用に作られた厚手の壁紙を選ぶのもおすすめです。珪藻土や漆喰を塗る、ペイントをする、といった方法もあります。フローリングを張り替える場合、工期の目安は4〜5日、長くても一週間程度です。既存のフローリングに目立った損傷がないのであれば、重ね張りもできます。床高が上がってしまうのが難点ですが、見切り材を使用して目立たないようにします。既存の床を剥がす場合は、下地の補強などもあわせて行います。木の質感が美しい「無垢材」を床材として選ぶと、経年変化も楽しめるでしょう。比較的傷のつきにくいオーク材・タモ材なども人気があります。フローリングの種類は、欲しい機能に合わせて選ぶのもポイントです。遮音性が高く傷に強い「複合材」はマンション・リノベーションにも多く採用されています。マンションリフォームでは、床材の遮音等級基準を定めているケースが多く見られます。リフォーム前には管理規約を確認しましょう。

収納を増やすリフォーム

「リビングに収納スペースが足りない」というお悩みもリフォームで解決できます。空いている壁に造作棚を設置したり、部材の寸法が規格化されたシステム収納を設置したりといったリフォームがあります。そのほか、高さを自由に選べるセミオーダータイプの壁面収納もあります。天井や壁との隙間にはフィラーと呼ばれる詰めものを入れるので、ホコリもしっかりと防ぐことが可能です。市之瀬工務店では造作家具のご相談も承っております。例えば、大量の本を並べる棚が欲しい場合、壁の空いているスペースにオープン棚を作ることが可能です。棚受けレールを使って、板を固定せずに可動式にする方法もご提案できます。本の大きさに応じて棚の位置を調整できるため、近年人気が高まっています。棚板は壁のどこにでも付けられるわけではありません。もろい石膏ボードではなく、間柱(まばしら)という下地が必要です。間柱にクギやネジを打ち込むと、棚板が落下する恐れもなく安心して使用できます。階段下の収納・クローゼット・収納棚・カウンターなど、造作家具にも幅広く対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

断熱性・機能性を高めるリフォーム

「断熱性」「機能性」を高めるリフォームをすると、1年を通じて快適に暮らせるリビングになります。断熱性を高めるために窓のリフォームをするケースは多く見られます。冬に寒さを感じる住宅でも、窓をリフォームするだけで室内温度が大幅に変わります。断熱窓に取り替えると、熱の出入りが調整できて外気温の影響を小さくすることが可能です。冷暖房効率が高まり、冬の結露も防いでくれます。窓を交換せずに「内窓」をつける方法は、工期も短くリーズナブルにできます。今ある窓の内側にもうひとつ窓を取り付けるだけで、冬も暖かいリビングになります。2つの窓の間に空気層が生まれるため、断熱効果や防音効果を発揮するのです。機能性を高めるために「床暖房」をリフォームで採用する事例も増えています。足元からの温かみが心地よく、体の冷えも軽減します。床が温かくなることはもちろん、輻射熱で空間全体がじんわりと温められます。面積の広いリビングには「電気式」よりも、ランニングコストの安い「温水式」の方が熱源として適しています。床材をはがさずに設置できる「フローリング一体型」の床暖房もあります。床高は上がりますが、工期や工費は抑えられます。床材をはがして本格的にリフォームする場合は、タイルやカーペットなどの床仕上げ材にも対応可能です。

リビングリフォームのビフォーアフター・施工事例

リビングリフォームのビフォーアフター・施工事例

リビングリノベーションの実例やビフォーアフターを見て、リフォームを考えるようになったという人もいます。せっかくリフォームするなら、おしゃれで快適な空間に仕上げたいものです。ここでは壁材や床材にこだわった事例をご紹介します。

壁材でリビングリフォームをおしゃれに

一般的に使われている「ビニールクロス」は手入れがしやすいため、人気があります。デザインや機能性も充実しています。アクセントクロスといって、一面だけを違う色・柄の壁紙にするとリビングを簡単におしゃれな空間にできます。重厚感のあるシックなテイスト、ナチュラルで爽やかな北欧風のテイストなど、お好みのデザインを選びましょう。自然素材の漆喰や珪藻土を塗ると、コテのあとも味わい深く、暮らしとともに経年変化を楽しめます。クオリティの高いおしゃれ空間になるうえ、調湿・断熱・消臭効果などもあるといわれています。少しの汚れならサンドペーパーで簡単に削ることができます。費用を抑えたい場合は、ゆるめに溶いた原料を吹き付ける方法もおすすめです。

床材でリビングリフォームをおしゃれに

無垢材を床材に使用するリフォームは、おしゃれな空間をつくり出す方法として人気があります。どの無垢材にするか、どんな張り方をするかでリビングの印象は大きく変わります。おしゃれな張り方の一例として「ヘリンボーン張り」を紹介します。魚の骨に似ている柄のことを指す言葉で、短くカットした床材をV字型に貼り合わせていくのが特徴です。無垢材は保温性に優れており、足ざわりが良いのもメリットとしてあげられます。オイル仕上げにすると濡れた風合いになり、木目の美しさが際立ちます。ワックスで仕上げると、色味はそのままでさらっとした床になります。木材選びに関しては、扉・そのほかの建具との相性を見ることもポイントです。材質も木の種類によって違うため、木のかたさ・色の変化なども確認しておきましょう。

リビングリフォームの施工費用

リビングリフォームの施工費用

リビングリフォームは施工内容が多岐にわたるため、かかる費用も人によってさまざまです。どのような場合に高くなるのかを把握できれば、コストを抑えた内容で考えることもできます。リフォームリビングの価格相場や見積もり方法について解説していきます。

リビングリフォームの価格相場

間取り変更をともなうリフォームリビングは費用がかかります。和室とリビングダイニングを一体化して開放感のあるLDKにするケースでは、100万円以上かかる事例も多く見られます。200万円以上かければ、より自由度の高いリフォームもできます。「壁・天井のクロスを張り替える」「カーペットをフローリングにする」などの内装リフォームのみに限定すると、50万円以内での施工が可能です。なお、リビングが何帖あるかによっても費用が大きく変わりますが、選ぶ建材によっても違いが出てきます。床材として無垢フローリングを選んだり、左官仕上げの塗り壁にしたりといった場合は、よりコストがかかります。リフォームにかける予算を決めてから、施工内容や使用する建材を考えていくと良いでしょう。

リビングリフォームの見積もり方法

リビングリフォームの流れとしては、まずはリフォーム業者が現地の確認から始めます。「隣の部屋とつなげたい」「壁紙を張り替えたい」など、ご要望をお聞かせいただきながら技術的な問題点がないかもチェックしていきます。参考にしたいLDKの写真などをお持ちであれば、ぜひご提供ください。現地確認を終えてから、弊社でプランを作成しご提示いたします。必要な修正を加えてプランを完成させていきます。見積もり内容には、仮設・解体・取付・材料など工事に関する、さまざまな費用が含まれています。ご不明な点がございましたら、遠慮なくお問い合わせください。

リビングリフォーム以外の施工もご相談ください

市之瀬工務店はお住まいに関するご相談全般に対応しております。リビングダイニングのリフォームはもちろん、キッチン・トイレ・洗面所・浴室(風呂)などの水回りリフォームもおまかせください。フルリフォーム・フルリノベーションと呼ばれる「全面リフォーム」にも対応できますので、中古住宅のスケルトンリフォームもご相談ください。寝室・子ども部屋・書斎などの居室に加えて、玄関・廊下・ベランダなども、まるごと新築のような理想空間にリノベーションすることが可能です。そのほか、屋根外壁塗装・増改築・耐震改修なども手がけております。規模の大きさに関わらず、お気軽に当社までお問い合わせください。